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曹洞宗葬儀 受戒・回向差定
臨終諷経(りんじゅふぎん(=枕経)
上来、香華灯燭浄水を供え、遺教経・舎利礼文を諷誦す。
集むる所の功徳は、新亡精霊に回向す。
冀う所は、四大縁謝の次いで、報地を荘厳せんことを。
受戒・剃髪(じゅかい・ていはつ)
流転三界中 恩愛不能断 棄恩入無為 真実報恩者
(るでんさがいちゅう おんないふのうだん きおんにゅうむい しんじつほうおんしゃ)
剃除鬚髪 当願衆生 永離煩悩 究竟寂滅
(ていじょしゅほつ とうがんしゅじょう ようりぼんのう くぎょうじゃくめつ)
それ、
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
帰戒を求めんと欲せば、先ずまさに懺悔すべし。
二儀両懴有りといえども、先仏の護持しまう所、曩祖の伝来したまう所の懺悔の文有り。
罪障ことごとく消滅す、吾が語に随ってこれを唱うべし。
我昔所造諸悪業
(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋痴
(かいゆうむしとんじんち)
従身口意之所生
(じゅんしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔
(いっさいがこんかいさんげ)
巳に身口意の三業を懺悔して、大清浄なることを得たり。
次には応に仏法僧の三宝に帰依したてまつるべし。
三宝に三種の功徳有り。
いわゆる、一体三宝、現前三宝、住持三宝是れなり。
一たび帰依する時、三種の功徳、ことごとく皆な円成す。
南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧
(なむきえぶつ なむきえほう なむきえそう)
帰依仏無上尊 帰依法難塵尊 帰依僧和合尊
(きえぶつむじょうそん きえほうりじんそん きえそうわごうそん)
帰依仏竟 帰依法竟 帰依僧竟
(きえぶつきょう きえほうきょう きえそうきょう)
帰戒を授与すること此の如し。
今自り以後、如来至真等正覚は、
是れ
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
が大師なり。
更に余の邪魔、外道に帰依せざれ。
南無大慈大悲大哀愍摂受。
既に仏法僧の三宝に帰依す。
次には応に三聚浄戒を受けたてまつるべし。
第一摂律儀戒、第二摂善法戒、第三摂衆生戒、是れなり。
(だいいちしょうりつぎかい だいにしょうぜんぽうかい だいさんしょうしゅじょうかい)
次には応に十重禁戒を受けたてまつるべし。
第一不殺生戒、第二不偸盗戒、第三不貪姪戒、第四不妄語戒、第五不コ酒戒、
(だいいちふっせしょうかい だいにふちゅうとうかい だいさんふといんかい だいしふもうごかい だいごふこしゅかい)
第六不説過戒、第七不自賛毀他戒、第八不慳法財戒、第九不瞋恚悪戒、第十不磅三宝戒、是れなり。
(だいろくふせっかい だいはちふけんほうざいかい だいくふしんいかい だいじゅうふぼうさんぼうかい)
上来、三帰、三聚浄戒、十重禁戒。
此れは是れ、先仏の護持したまう所、嚢祖の伝来したまう所なり。
我れ今汝に授く、汝今身より仏身に至るまで、此の事能く護持したてまつるべし。
此れは是れ、仏祖正伝菩薩大戒の血脈なり。
仏々祖々、嫡々相承して、我れに到る、我れ今、新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)に授く、
汝今身より、仏身に至るまで、此事、頂戴護持したてまつるべし。
衆生仏戒を受くれば、即ち諸仏の位に入る、位大覚に同じゅうし已る、真に是れ諸仏の子なり。
南無大慈大悲哀愍摂受
入棺諷経(にゅうかんふぎん)
上来、諷経する功徳は、
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
に回向す。
伏して願わくは入棺の次いで、報地を荘厳せんことを。
棺前念誦(かんぜんねんじゅ)
切におもんみれば、生死交謝し寒暑互いに遷る。
その来るや電長空に激し、其の去るや波大海に停まる。
この日、即ち
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
有って,生縁すでに尽きて大命にわかに落つる。
諸行の無常なることをさとって寂滅を以って楽となす。
うやうやしく現前の清衆を請して謹んで諸聖の洪名を誦す。
集むる所の鴻福は覚路を荘厳す。
仰いで清衆を憑んで念ず。
十仏名(じゅうぶつみょう)
清淨法身昆盧遮那仏
(しんじんぱしんびるうしゃあのうふう)
円満報身盧遮那仏
(えんもんほうしんるしゃあのうふう)
千百億化身釈迦牟尼仏
(せんぱいかしんしきゃあむうにいふう)
当来下生弥勒尊仏
(とうらいあさんみるうそんぶう)
十方三世一切諸仏
(じいほうさんしいいしいしいふう)
大乗妙法蓮華経
(だいじんみょうはりんがあきん)
大聖文殊師利菩薩
(だいしんぶんじゅすりいぶうさあ)
大乗普賢菩薩
(だいじんふえんぶうさあ)
大悲観世音菩薩
(だいひかんしいんぶうさあ)
諸尊書薩摩詞薩
(しいそんぶうさあもうこうさあ)
摩詞般若波羅蜜
(もうこうほうじゃあほうろうみい)
上来、念誦諷経する功徳は。
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
に回向す。
伏して願わくば神、浄域を越え、業、塵労を謝す。
蓮は上品の華を開き、仏は一生の記を授く。
再び清衆を労して念ず。
挙棺念誦(こかんねんじゅ)
霊棺を挙して荼毘の盛礼におもむかんと欲す。
仰いで清衆をたのんで、諸聖の洪名を誦す。
攀帷を用表して上み覚路を資助して念ず。
十仏名(じゅうぶつみょう)
清淨法身昆盧遮那仏
(しんじんぱしんびるうしゃあのうふう)
円満報身盧遮那仏
(えんもんほうしんるしゃあのうふう)
千百億化身釈迦牟尼仏
(せんぱいかしんしきゃあむうにいふう)
当来下生弥勒尊仏
(とうらいあさんみるうそんぶう)
十方三世一切諸仏
(じいほうさんしいいしいしいふう)
大乗妙法蓮華経
(だいじんみょうはりんがあきん)
大聖文殊師利菩薩
(だいしんぶんじゅすりいぶうさあ)
大乗普賢菩薩
(だいじんふえんぶうさあ)
大悲観世音菩薩
(だいひかんしいんぶうさあ)
諸尊書薩摩詞薩
(しいそんぶうさあもうこうさあ)
摩詞般若波羅蜜
(もうこうほうじゃあほうろうみい)
大悲心陀羅尼
鼓鉢三通
大宝楼閣善住秘密根本陀羅尼
※一唱ごとに鼓鉢一通(合計、三唱三通)
右遶三匝(うにょうさんそう)
秉炬引導法語
鼓鉢三通
法炬
導師、大香拈香
※奠湯・奠茶の二仏事を加えることがあり。
三仏事・・・
秉炬・奠湯・奠茶
奠湯師、秉炬師、奠茶師の順に位に就く。
維那は奠湯師を請しし奠湯師は曲禄より立って中央に進む。
一方の随喜、湯盞をささげて奠湯師に渡す。
奠湯師はこれを受けて、拈して右方の随喜湯盞を受けて棺前に備える。
随喜が自位に復るのを待って奠湯師は法語を唱える。
終わってさらに棺前に進み焼香、身を転じて秉炬師に問訊して帰位する。
次に奠茶師は維那の請を受けて前に進み、奠茶すること奠湯と同じ。
奠湯・奠茶の二仏事終わって秉炬。
山頭念誦(さんとうねんじゅ)
是の日即ち、
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
有って、既に縁に従って寂滅す。
乃ち法によりて茶毘(掩土)す。
百年虚幻の身を焚いて(掩土の場合は「埋めて)、一路涅槃の径に入らしむ。
仰いで清衆を憑んで、覚霊を資助して念ず。
十仏名(じゅうぶつみょう)
清淨法身昆盧遮那仏
(しんじんぱしんびるうしゃあのうふう)
円満報身盧遮那仏
(えんもんほうしんるしゃあのうふう)
千百億化身釈迦牟尼仏
(せんぱいかしんしきゃあむうにいふう)
当来下生弥勒尊仏
(とうらいあさんみるうそんぶう)
十方三世一切諸仏
(じいほうさんしいいしいしいふう)
大乗妙法蓮華経
(だいじんみょうはりんがあきん)
大聖文殊師利菩薩
(だいしんぶんじゅすりいぶうさあ)
大乗普賢菩薩
(だいじんふえんぶうさあ)
大悲観世音菩薩
(だいひかんしいんぶうさあ)
諸尊書薩摩詞薩
(しいそんぶうさあもうこうさあ)
摩詞般若波羅蜜
(もうこうほうじゃあほうろうみい)
上来、聖号を称揚し覚霊を資助す。
唯だ願わくは、慧鏡輝きを分かち、真風彩りを散ず。
菩提園裡に覚意の華を開敷し、法性海中に無垢の波を活動す。
茶〜三奠を傾け、香を一炉に焚、雲程に奉送し、聖衆を和南す。
大乗妙典如来寿量品偈
舎利礼文
上来、念誦諷経する功徳は、
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)
に回向す。
伏して願わくは、茶毘の次いで、報地を荘厳せんことを。
鼓鉢三通
導師及大衆雲散
安位諷経(あんいふぎん)
上来、諷経する功徳は、
新帰元「 (戒名) 」(信士・信女)に回向す。
冀う所は、安位の次いで、報地を荘厳せんことを。
※安位諷経とは正しくは火葬場から霊骨を中陰霊壇に収めた時、若しくは埋葬の時に行います。
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